2025年度 琉球弧研究班
応募者一覧
個人の部
タイトル | 研究の目的 | 研究者?成果 |
1.『地域食材を核とした食育』 | 現在、日本では食生活の不規則化や病気の発症、食品ロスや食の格差、食料自給率の低さ、コメ不足など様々な問題がある。私はそれらの問題に対し、地域食材を生かした食育の面からアプローチしたいと考えている。地域でとれる旬の食材を使った食育は、まず食べ物への関心や感謝の気持ちを育てることにつながる。また、食育を通じて地産地消を促すことで、食料の安定供給や地域の農業支援にもつながる。さらに、郷土料理や昔ながらの食文化を通じて、地域の伝統や知恵を次の世代へ伝える役割も果たすと考えた。 | 研究者:古堅笑江 研究成果はこちら? ? ?? |
2.『沖縄県における「給食の宗教対応」の現状調査及び定番レシピの開発』 | 近年、外国人労働者や日本を訪れる外国人が増えている中、食に関する多様な対応が求められる。しかし、学校や病院等の給食施設では対応が十分でないのが現状である。特に、沖縄県内の病院や学校給食では、宗教上の食事対応に関する実施状況についての報告はほとんどない。 そこで本研究では、先行研究の整理と県内給食施設に従事する管理栄養士へのインタビュー調査により給食施設における宗教対応の現状把握と、宗教上の禁忌食材を使用しないレシピの開発を行う。これにより、沖縄県内の給食施設において、宗教的配慮が必要な利用者への対応が促進され、誰もが安心して食事をとることのできる環境整備に寄与することを目指す。 | 研究者:平良穂乃花 研究成果はこちら |
3.『琉球弧に伝わる神酒の地域的特徴と伝統行事との関わり:~糸満地域のケーススタディ?』 | 昨年、みきサミットに参加した際、琉球弧の島々には、伝統行事(豊年祭やウマチー)で飲まれる発酵飲料?神酒(みき)と呼ばれる飲み物があることを知った。各地域や家庭で、その製造法や材料が異なり(神酒の原料は、米や麦芽、イモで、地域によって豆やアワが使われる)、糸満では、どのような神酒が各家庭で作られているのか、もしくは、製造?販売されているのか、地域の伝統行事との関わりなどを研究したいと思った。 | 研究者:照屋亜紀 研究成果はこちら |
グループの部
タイトル | 研究の目的 | 研究者?成果 |
1.『渡嘉敷島における平和学習の実践と大学生の学びに関する調査』 | 渡嘉敷島は沖縄戦において多くの住民が犠牲になった「集団自決」の歴史を持つ島であり、戦争体験を語り継ぐ貴重な場である。私たちは、大学のゼミで平和学習に関心を持ち実際に現地を訪れることで、教科書では得られない体験的な学びができると考えた。慰霊碑巡りや語り部講和などを通して、平和を考える実践的な学びを深めたい。さらに、その学びを将来的に小学生などへの平和教育につなげていくためのヒントを探ることを目的とする。? ? ? ?? | 研究者:我如古盛太、知念直樹、又吉凌也、新垣柚吏、山寺凛、下地流梨香 研究成果はこちら |
2.『沖縄本島と離島の“じまん”さがし~地域の子供たちの誇りと学び』 | 本企画は沖縄本島及び離島の小学生が自らの地域に誇りを持ち、地域の魅力や違いを認識することを通して、地域に根ざした学びを深めることを目的とする。また、児童の声を通じて、本島と離島における教育的?文化的背景の違いと共通点を探り、教育現場で活用できる教材づくりや教育プログラムの提案を目指す。 | 研究者:内間心彩、大城みなみ、古賀日菜、平良夏音、當間未実、當山こはる、濱川優李、宮里佳奈 研究成果はこちら |
3.『琉球?沖縄料理と出汁の関係 ~減塩について考える~』 | 世界や日本、沖縄での出汁を見直し、減塩やその他栄養バランスの調整に活用できないか考える。 また、それぞれの調理特性を理解し現代の調理法と昔の調理法を比較する。? ? ? ? ? ? ? ? ? ?? | 研究者:末吉英星、平仲壮麻、橋本大征、宮城美姫、上間咲綾、大城七菜実 研究成果はこちら |
4.『現代の沖縄そばについて』 | 昔と比べて最近の沖縄そばには麺やトッピングの変化があると感じたので、そこについて調べたいと思った。また、ジューシーがなぜ沖縄そばとセットで売られているのか知りたいと思った。 ? | 研究者:友寄景、高良愛、伊藝珊南、古堅笑江 研究成果はこちら |
5.『琉球菓子の歴史と背景の考察』 | なじみがなく普段あまり手作りすることがない沖縄の菓子について、使われている食材や調味料から、当時の琉球の背景やどのような国と交易していったのか、その歴史を考察し、沖縄への関心を深めることを目的とする。 | 研究者:大谷ここの、河祐妃、国吉ひなた、多和田蒼 研究成果はこちら |
6.『ミヌダルについて』 | 現代におけるミヌダルの再現性を高めるため、古文書や伝承に残る調理法を文献調査及び聞き取り調査を通して分析し、最適な材料の選定と配合に関する実践的な研究を行う。これにより、伝統的な味わいを現代によみがえらせるとともに、一般家庭でも作りやすいレシピ開発を目指す。? ? ? ? ? ? ? ? ? | 研究者:赤嶺心咲、伊佐香凛、亀谷日菜乃、新垣光葵、中村響、山内珠李 研究成果はこちら |
7.『調理の工夫における生ごみ量の減少と衛生面への影響』 | 本研究の目的は、調理において、野菜の皮などの処理時に発生する部分をそのまま料理に使用することが、嗜好や衛生面にどのような影響を与えるのか、またそれが生ごみの削減に繋がるのかを調査することである。本研究を通して、日々の食生活の中で、食材を無駄にしないための知識や意識の大切さについて学びを深めたいと考えている。将来、管理栄養士として大量調理に携わる際に、今回の研究で得た学びを生かし、持続可能な給食のあり方を提案するとともに、食育活動などを通して食品ロス削減の重要性を広く伝えていきたい。? ? | 研究者:伊敷妃菜美、村吉妃莉 研究成果はこちら |